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1857.起きられない雨の日の休日

雨の日は、起きられない。
やらなきゃいけないと思ってた洗濯もこの天気ではできない。
言い訳じゃないよ。
とにかく雨の日は体が布団に張り付いて起き上がれない。
遠くに雨音が聞こえる。
大きくなったり小さくなったり。
その雨音を近くに聞いて、私は泥になったような気分で眠りに落ちる。
まどろみの中で私は彼女のことを思いだす。
久しぶりに会った彼女は昔と全然変わってなくて、うれしかった。

二十歳を過ぎた頃から、付き合いのある人を友達って言うのが恥ずかしくなった。
なんだか子供っぽいと思ってたのかもしれない。
それに子供の頃より友達って人のことをよく知らなくなっていた。
同じ学校、同じ遊びをしていた時代に比べて、
恋人のことや、仕事のこと、じゃあねって別れた後の友達の
知らない部分を多く感じるようになってた。
(それは友達って言えるのかな…)
遠慮がますます私を人から遠ざけた。

学生最後の年、私は彼女のアパートに転がり込んだ。
何もない私は切羽詰まっていた。
昼も夜も彼女と過ごして、友達不信に陥った私は友達を得た。

午後二時半。
割と早い方だ。
泥から這い上がる私。
歯磨きをして、乱れた髪を櫛でとかす。
うんざりするので午後のテレビは観ない。
雨はまだ降ってる。
もう小雨だけど。

by trash-s | 2012-04-23 12:42 |