1926.日曜にドーナツを

今日は朝からの雨で、街の音も雨音が消し去っている。
時折通り過ぎる車の音、救急車のサイレン、
そんなものだけがいつもどおり。
僕は傘をさして出かける。
目的はドーナツ屋。
今日は休日だけど、この雨で客もまばらだ。

その足で診療所に行く。
宿題をしている美琴ちゃんがいる。
ちょうどおやつの時間に合わせて来たつもり。
ドーナツと聞くと目を輝かせる美琴ちゃん。
箱の中に新作のドーナツを見つけると、小躍りして喜ぶ。
ふだん歳の割にクールな美琴ちゃんがテンションが高い。
僕は、勝手にコーヒーの準備を始める。

ドーナツを三つも食べて、美琴ちゃんはお腹いっぱい。
洗い物を終えて戻ってくると、ソファーで寝息を立てている。
確かタオルケットがどこかにあったよな。
タオルケットを探しに行く途中、美琴ちゃんの宿題ノートを発見。
中を確認。
大丈夫、宿題は終わってるみたい。
(ここまで宿題)
と書かれたところまで答えが埋まってる。
タオルケットを取って戻り、
そっと美琴ちゃんにかけた。

雨が止まない。
ポクポクポタポタポクポクポタポタ。
僕も目を閉じた。

by trash-s | 2012-07-02 02:02 | 美琴ちゃん